かの豊臣秀吉に「鎮西(西日本)無双」と言わしめた九州の戦国大名・立花宗茂の妻です。

戦国時代最強武将リストのトップランカーである父・立花道雪に、7歳で城主を任された才色兼備の女性です。

誾千代は婿養子の宗茂と13歳で結婚し、34歳で亡くなったと伝えられています。

天正9(1581)年。織田信長の本能寺の変が起きる一年前。

九州では三大大名が覇権を争っていました。

大友宗麟、竜造寺隆信、島津義久です。

当時の立花家は大友宗麟に仕えていました。

立花家の当主である立花道雪は、衰退していく大友家にあって最後の柱であり、義にく、数々の武功から武人の鑑と謳われた人物です。

そんな道雪が娘の誾千代の婿にと目をつけたのが若き宗茂。

物語は二人の結婚から始まります。

2016年初頭、編集者に通った企画書が立花宗茂が主人公の時代小説でした。

一年間、僕は立花宗茂を書くために力を注ぐことになります。

これまで立花宗茂を書いた小説を全て読み、資料も専門書から一次史料まで目を通し、取材も行いました。

正直言って初の時代小説は荷が重く、時間が足りなすぎるとは感じていましたが、年末に出そうというお話だったので間に合わせる形で仕上げたのです。

ところが!ここでやむを得ない事情で出版することができなくなってしまったのです。

立花宗茂は無しで、もう一回企画書からやり直しということになったのは良いのですが、

僕はどうしてもまだ未練がありました。

立花宗茂と言うよりも誾千代にです。

ずっと書いているうちに、「誾千代を主人公にした方が面白い作品になる!」予感があったのです。

こうなったら自分で勝手に誾千代を書いて個人出版してしまおう!

Kindleランキング1位を取ったら、編集者にもう一回持って行こう!

そう思って書いたのが今作です。

吉村拓也先生が快くイラストを引き受けてくださったので、装丁も格好つきました。

今作は20代~30代の女性をメインターゲットに、不器用ながらも一生懸命生きている女性が身近にいる男性にも読んで欲しいと思っています。

上下巻なので、発売を楽しみにしてて下さい。

高橋統虎

誾千代の夫として、立花家に婿養子として迎え入れられた少年。

二人は幼なじみだった。

鍋島直茂

九州三大名の一人、竜造寺隆信の義兄弟にして右腕。

龍造寺のために権謀術数の限りを尽くす。

誾千代と次第に対立するようになる。

島津義弘

九州三大名の一人、島津義久の弟。敗北を知らない最強の武人。

誾千代のことを気に入って嫁にしようとする。

加藤清正

豊臣秀吉の親類にして直臣の一人。

​武勇に秀でていながらも、非常に理知的。城造りの名人。

​秀吉に会いに大坂に来た誾千代を出迎える接待役を命じられる。

誾千代姫。

7歳で城主。

13歳で結婚、同年、夫が戦死。

以後、夫に成り代わって歴史に名を残す!

彼女はこんな風にしか生きられなかった。

豊臣秀吉が西日本最強と褒め称えた戦国武将・立花宗茂は、

実は妻の誾千代だった!?

 

織田信長の本能寺の変が起きる一年前。

九州では大友・龍造寺・島津の三大名が覇権争いを繰り広げていた。

三大名の一人、大友宗麟に仕える立花道雪には 男子がおらず、

ただ一人の娘がいた。

名を誾千代。 

女の身でありながら、7歳で家督を譲られるほど知勇に秀でた天才だった。 

だが誾千代が13歳になると突如、婿養子をもらって家督を譲るように言い渡される。 

相手は高橋統虎。 

「女だからというだけで、努力まで認められないのは嫌じゃ!」 

反発した誾千代は、婿養子・統虎の初陣にこっそりついていく。 

手柄を立てて父に認められるつもりが、まさかの失態で統虎を死なせてしまう。 

取り返しのつかない過ちに、誾千代は統虎の名を後世に残すために成り代わることを決意。 

実の父には激怒され、他国では笑いものにされ、時の権力者には力で抑えつけられ、 それでも誾千代は「統虎」として生きていく。

島津軍、九州制覇目前!

二人の父も、夫も、守ってくれる人はもういない。

大友の存亡は誾千代一人の双肩にかかっていた。

これは誾千代姫が西日本最強「立花宗茂」に至る道!

島津の勝てないと判断した大友は、関白・豊臣秀吉に救いを求める。

当主の大友宗麟と一緒に上洛した誾千代だったが、天下人に理不尽な条件を突きつけられてしまう。

「誾千代が予の女になること」

大友が生き残るために逆らえぬまま、九州に帰還した誾千代。

そこへ大友の動きを察知した島津がなりふり構わず北上して来た。

いつ来るか分からない秀吉の援軍が到着するまで、果たして耐えしのげるのか?

例え生き残っても秀吉の女になれば、夫・統虎に成り代わって生きていけなくなる。

逡巡や葛藤を抑え、誾千代は父と夫が残してくれた刀を持って立ち上がる。

「あの人達ならきっとこう生きたはずじゃ」

愛する人達の背中は自分がこう生きたいと思った指針だった。

誾千代と島津の戦いが幕を開ける。

中巻は2017年5月末日発売決定!

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